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自然災害の被害を避ける立地選びの知恵
東日本大震災で甚大な被害に見舞われた住宅の中では、「水害の危険があるから、建てててはいけない」と言われていた場所にも関わらず、危険な場所に建てられた住宅もあったと聞きます。
危険が予測される場所は、避けるのが第一です。
「この地域は、安全」を疑う
不動産屋や、ハウスメーカーが「この地域は安全」と言っていても、その情報がどのくらい信用していいかは定かではありません。
自分にとって利害関係のある不動産屋や、ハウスメーカーの人間は、時に利益目的に安全性を強調するケースもあります。
自分にとって利害関係のない人の意見は非常に参考になるでしょう。
例えば、その地域に何十年と住む人にお話を聞いてみる、地域の役場の人に尋ねてみるなども有効です。
自分自身の足でしっかりと信頼できる情報を集めてから、購入までの最終決定を行いましょう。
地名にも着目してみて、「沼」や「谷」は注意
土地には現在の地名だけではなく、旧名がある場所も多いです。
土地の購入を検討する際は、必ず昔の地名も調べてみましょう。
「沼」や「谷」がつく地名であれば、水が溜まりやすい地域であることが予測されます。
水害があるとすればどのくらいの被害がありそうか、また、過去にどのくらいの被害があったかを入念に調べる必要があります。
家の吉凶の6割が決定される、土地選び
家をどこに立てるか、これが家の吉凶の6割を決定します。
家を建てる上での土地選びは、最重要項目となりますね。
土地選びは、できるだけ時間をかけて慎重に進めてゆきましょう。
土地選びのためにどのくらい時間をかけたらいいのか?
土地を決定するまでの時間は、少なくとも1年間は費やす必要があると筆者は考えます。
自分の目だけではなく、その地域に住む人、役場の人なども含め、できる限り広い視点で情報を集めましょう。
また、1年を通して春夏秋冬と季節も移り変ります。
それぞれの季節ごとにどのような変化があるのか、また梅雨の時期にはどの程度降水があるのかなども、足を運んでしっかり確認してゆきましょう。
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