家を新築する為に土地を探している方から、このようなご相談を頂きました。

今年に家を新築する予定で、土地探しをしています。
この前、不動産屋さんに紹介された土地が葬儀場の近くでした。
主人はかなり気に入ったようなのですが、私は葬儀場の近くの土地は不安だと思っています。
葬儀場の近くの土地に、新しく家を建てることはどう思いますか?
今回は、こういった疑問にお答えします。
・”ワケアリの土地”を検討するとき、確認するべき『3つの項目』
・3つの項目がクリアしていても、最終的には自分の気持ちに素直になることが大事
Contents
葬儀場が近い土地って、場所柄どうなの?
葬儀場。
誰しも必ず足を運ぶ場所ですが、なるべくなら普段は遠ざけたい場所ですね。
葬儀場の近くに家を建てて住むと、誰かの御葬儀シーンを毎日目にすることになります。
このような土地に住もうかと検討したとき、不安に感じるのはこういった点ではないでしょうか。
・線香臭くなりそう
・”悲しい”、”苦しい”など負の氣がただよってきそう
・死人が近くにいるのが怖い
・お化けや幽霊が出てきそうで怖い
このように、どうしてもマイナス的なイメージが先行しますよね。
葬儀場に対するイメージは、一般的に感じる共通の感覚です。
”葬儀場”そのものには意味がなくても、多くの人がマイナス的意識を持つため、マイナス的な意味合いがさらに強調されることになります。
葬儀場が近い土地【風水チェックポイント3つ】
マイナス的なイメージが先行してしまう葬儀場。
こういった土地を検討するときに筆者がチェックするポイントは、この3点です。
2、土地からみて、葬儀場はどの方位にあるのか
3、土地から葬儀場まで、どのくらいの距離があるか
土地から葬儀場が直接見えるか

チェックするポイントを、ひとつひとつ確認していきましょう。
1つ目、土地から葬儀場は、直接見える位置にありますか?

そうですね、土地から葬儀場が見えています。

直接見える場合は、土地に対して葬儀場の強い影響があるのではと考えます。

えっ。どんな影響がありますか。

葬儀場があることで、葬儀場がその場に不穏な雰囲気をつくってしまうことですね。これは、氣場(きば)と言います。

”きば”ですか。

氣場(きば)とは、その場にあるものが、その場の雰囲気を作り出すことですね。
例えば、このような例があります。

こういうのが”氣場”の影響ですか。

そうですね。物の形や意味がその場に影響を与えます。
土地の回りに何があるのかは、とっても大事なんですよ。
葬儀場が近くにある土地は、”死”、”悲しみ”のような負の氣場ができてしまいます。
ちなみに、葬儀場にどのような気持ちを感じていますか?

葬儀場は、やっぱり嫌ですね。
できれば目にしたくないです。
死んだ人がいるので、正直怖いです。

そうですよね。どうしてもマイナスイメージがつきものですね。
そういった心理的な不安感は、なかなか拭うことができません。
葬儀場の近くに住めば、いつもそういった不安感を抱えながら生活することになってしまいますね。

はい、不安感は消えそうにないです。
だって、どうしても怖いですから。

不安感を抱えて生活していると、「なんとなく帰りたくないなぁ」という気持ちが募り、せっかく建てた家が”帰りたくない家”になってしまうこともあります。
これが悪い方に転じて、不倫や家出につながることも実際にあります。

え~っ。それはマズイですね。

家は、やっぱり家族全員が安心して住める場所でなければ建てる意味がなくなってしまいますね。
土地選びが家づくりの要。
安心して住める土地を選びましょう。
土地からみて、葬儀場はどの方位にあるのか

チェックするポイントを、ひとつひとつ確認していきましょう。
2つ目は、方位的な吉凶ですね。

方位が関係あるんですか?

方位には、それぞれの方位に意味があるんです。
土地から見て、”どの方位に葬儀場があるか”で土地の善し悪しが分かれますね。

え~、どの方位だったかな。

注意しないといけないのは、
葬儀場がもしも土地から見て凶方位にあったときに、凶の意味をさらに強めてしまうということです。

うわぁ。凶の意味が強くなるって、本当に何か起こったりするんですか。

そうですね。病気、怪我、事故、家庭の不和、人間関係のイザコザなど、避けたくても避けられない凶事に発展することも考えられます。

葬儀場が近くにあるだけでも嫌なのに、何重の苦になるのかしら。

ちなみにほとんどの場合は、凶方位にあてはまることは少ないです。
ただ、もし凶方位にあてはまってしまった場合には、取り返しがつかないこともあるので、建てる前に必ず調べた方が賢明ですね。
土地選びの段階で、こういったことを知っていれば、避けられることも往々にしてありますから。
土地の周囲にある建物からの悪影響と考えられるのが、次の事件の例です。
土地から葬儀場までどのくらいの距離があるか

やっぱり土地選びはいろいろな注意が必要なんですね。
ちなみに、『葬儀場と土地の距離がどのくらい離れていればOK』という基準はありますか?

『どのくらい距離が離れているか』が3つ目のチェックポイントです。
どのくらい離れていればOKという基準はありませんが、個人的には最低限でも1㎞くらいは距離を置いてほしいと思います。

なるほど。1㎞ですね。

風水的な根拠はありませんよ。
私の個人的な経験則から、最低限でも1㎞は距離をとるべきじゃないかなと感じます。

最低限でも1㎞以上離れた方がいいんですね。

もちろん、もっと離れていればいいに越したことはありません。
かなり葬儀場との距離が近いとき、土地との距離が1㎞あるかどうかは一つの参考基準になると思います。
【重要】最終的には、自分の気持ちに素直に

土地選びで、3つ確認した方が良いポイントがわかりました。

紹介した3つのポイントは必ずチェックしてみてくださいね。
そして、最終的には自分の気持ちに素直になって決めてください。

はい。

「嫌だな」と感じるものが近くにあればあるほど、マイナス的な影響は強くなると考えます。
土地と葬儀場の近さから感じる「嫌だな」という気持ちの度合いでも考えてみるといいと思いますよ。

なるほど、「嫌だな」の度合いも判断基準になりますね。

今の段階では、「嫌だな」の度合いは1点~10点のどれくらいに感じますか?

う~ん。9点くらいでしょうか。

1点~3点くらいまでなら、なんとか活路を見いだせなくもないと思いますが、9点だと相当強い嫌悪感ですね。

確かに。数字にすると嘘がつけない。
やっぱり葬儀場が近い土地に住むのは、私はかなり嫌だと感じています。

OKです!
自分の素直な気持ちに気づくことが、理想の家づくりをするために必要な一歩です!
【知らなきゃ損!】家や土地を資産として考えたとき、葬儀場の近くはどう?
実際に、葬儀場が近所にある土地は比較的安く販売される傾向があります。

葬儀場が近くても全く気にしない人は、ちょっと”ワケアリ”でお手頃価格の土地の購入を検討するかもしれませんね。
土地の購入価格が安いのは、初期費用が抑えられる大きなメリットです。
ただし忘れてはいけないのが、家や土地を”資産”として見たときにどうか。
土地の価格とは、「地価(じか)」と言います。
時価(じか)が上がる見込みの少ない土地に家を建てても、資産としてメリットになりにくいことを覚悟しておく必要があります。

資産にならない土地は、購入すれば負債になります。
おまけに、固定資産税なども毎年かかってくるので、
リスク管理はしっかりと。
【葬儀場が近い場所】土地価格安いけど、家を建てても大丈夫ですか?~まとめ~
チェックすべきポイントはこの3つ
2、土地からみて、葬儀場はどの方位にあるのか
3、土地から葬儀場まで、どのくらいの距離があるか
この3つをまずは冷静にチェックし、最終的には自分の気持ちに素直になって決めましょう。
不安感が拭えないままに購入を進めてしまうと、あとになってから取り返しのつかないことになりかねません。
家は ”安心して住めること” が一番の目的です。
検討している土地が、心から安心して住むことができそうな土地かどうか。
住まいを共にする家族みんなの意見もしっかり取り入れながら、決めてゆけるのが理想的な家造りですね。
心から安心して住める土地選びについて、ご相談を承ることができます。
土地選びは、現地で確認するのが一番です。
当方が出張して現地の土地を確認することもできます。
お気軽にお問い合わせください。

画像:dronepc55さん、他による写真ACからの写真
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