
風水ってたくさんあって、どれを選べば良いのかわからない。
流派もたくさんあるみたいだし・・・。
結局、誰を信用していいのかわからない。
今回はこういった疑問にお答えします。
筆者も、この質問者さんと同じ気持ちを持った一人でした。
たくさんの風水本を読み漁ってきましたが、いざ風水を使ってみようと思うとどれを使ったらいいのか、誰を信用したらいいのか混乱してしまいました。
この記事では、風水師を選ぶための3つのポイントをお伝えしてゆきます。
・ハズレの風水師を選ばないための見分け方がわかる
・信頼できる風水師を選ぶには、3つのポイントに注目!
Contents
日本人にとって風水の父、ドクターコパさんの流派は?
日本に風水が広まったきっかけは、1990年代に一世風靡されたドクターコパさん(小林祥晃さん)の活躍に寄ります。

ドクターコパさんって「西に黄色」って言ってた人だよね。
子供の頃、テレビで見たことがある。

そうです。日本に「風水」という言葉が根付いたのは、ドクターコパさんの活躍が大きいです。
けれども、それは1990年代の話。
その頃日本に伝わった風水学は、とても少ない情報でした。
「西に黄色」というのは、風水の流派の一つである八宅派風水(はちたくはふうすい)の理論です。
現代では、もっと多くの風水理論が日本にも伝わってきているのが現状です。
ドクターコパさんが提唱した風水は「西に黄色」「東に青」という風に、方位をわかりやすくシンボル化したものでした。
1990年代、多くの方が黄色のカーテンを買い求めたのではないでしょうか?
これは八宅派風水(はちたくはふうすい)を原典としています。
簡単に八宅派を紹介しますと、八方位を使い、方位別に吉凶や象意(方位別の意味)を使い分けるというものです。
どうしていろいろな風水があるの?

どうして風水には、たくさんの流派があるの?

風水の起源は2500年も前に遡ります。
親から子へと一子相伝される過程で間違って解釈されたこともあり、理論が枝分かれしていったことが、たくさんの流派を生んだ原因の一つです。
風水の本場は中国、台湾、香港、マレーシアなど。
主に東アジアが中心的です。
風水は中国を起源とし、発祥は2500年ほど前に遡ると言われています。
風水は、物理的な物も見ますが、目に見えない氣・時間を扱います。
目に見えないものを伝える時にも解釈の違いが起こりやすいです。
そのため、今日までに多くの流派が誕生しています。
風水の二大流派とは?

風水で一番メジャーなのは、どの流派?

フライングスターを使う「三元派(さんげんは)」、
周辺環境から吉凶をみる「三合派(さんごうは)」、
この2つが風水の2大流派と言われています。
・三元派…玄空派、中州派、無常派、上しゅう派、真南派、蘇州派、湘なん派、広東派、六法派、龍門八局派など
・三合派…四大水口派、後天水法派、三合四大局派など
・本場由来…八宅派、九星宅派、八字派、金鎖玉関派、八卦派、河洛派、紫微派、江西派など
・インドの風水…ヴァスツ
・ミャンマーの風水…マハボテ
・チベットの風水…パルカ
・ハワイの風水…ハワイアン風水
・ヨーロッパの風水…バグア風水

うわっ。こんなにたくさんあるの?

把握しきれないほどの流派が混在しています。
ですから1990年代に流行った八宅派風水の他にも、現代にはこんなに多くの流派が日本に伝わってきているんですよ。
たくさんある流派をどう使う?

こんなにたくさんの流派があったら、どれがいいのか迷っちゃわない?

どれを使ってどれを使わないか、風水師は自分でしっかり取捨選択をしてどの流派を使うかを決めています。
中にはたった一つの流派しか使わない風水師もいます。
私の考えでは、いくつかの信頼できる流派を使って、総合的に判断するのが主流だと思います。

一つの流派だけではダメなの?

たった一つの流派を使うこととと、複数の流派を使うことの違いは、健康診断に例えたらこのような違いがあります。
○○クリニック
簡単な設備で簡単な検査を行う小規模の病院。
体の深い部分まで見ることができず、総合的な検査をすることができません。
病気を見逃されてしまう危険性があります。
一つの流派のみで風水判断することは、このような脆弱性を持ちます。
○○総合病院
最新技術と精密検査機を揃えて、体の深部まで徹底的な検査を行える大規模な病院。
いくつもの測定機械を使用して最後は総合的に判断を下します。
複数の流派で風水判断することは、
総合的に判断することができます。

たしかに!1つの検査結果だけでは、すべてのことがわからないわね。

いくつかの信頼できる流派を使って、総合的に判断することが、風水においても健康診断でも大事だと思います。
風水師は、どうやって選べばいい?見極めポイント

風水のことを相談したくなったら、どのように風水師を選べばいいのかな。

2つの見極めポイントがあります。
1つ目は、風水の中でもいくつかの流派を習得していること。
2つ目は、机上の学習だけでなく、外での野外学習も行い、研究と実績がある事。

外での野外学習?

風水を見る上で、家の中も大事だけど、家の外環境のほうがもっと重要なんです。
家の中だけの風水調整では、総合的に良い風水環境をつくることが出来ません。

家の中だけじゃなくて、外環境のほうが重要なのかぁ。
こちらの家は、甚大な水害にあってしまった例です。
もしこの家が、家の中の風水環境は最高だったとしても、外環境が悪ければそれは意味をなしません。
良い風水環境は、地域的に自然災害などの危険性が低く、安全性が高いということが大前提となります。
ハズレの風水師を選ばないためには?

風水の中でもいくつかの流派を習得していて、外での野外学習をしていればハズレじゃないのね?

それに【命理(めいり)】、【卜(ぼく)】もできれば合格です。

めいり?ぼく?

命理(めいり)は、人の運命を読み解くことで、卜(ぼく)は物事の吉凶判断のことです。
住まいの相談をしたいときに、ハズレの風水師を選ばないためには少し知識が必要です。
本格的な風水鑑定を行うためには、少なくとも3つの学問にわたる研鑽と知識を持っていることが必須条件です。
- 【風水】屋外、屋内の住環境の吉凶を読むこと
- 【命理(めいり)】人の運命の流れを読むこと(四柱推命など)
- 【卜(ぼく)】物事の吉凶を読むこと(断易など)
【信頼できる風水師をどう選べばいいの?】有名人気で選ぶのはNG!~まとめ~
1、風水の流派を一つだけではなく、いくつかの流派を習得していること
2、机上の学習だけでなく、外での野外学習も行い、研究と実績がある事
3、風水だけでなく、人の運命を読み解く術(命)、物事の吉凶判断(卜)ができること

この3つをクリアしていることが総合判断できる風水師ってことね。

そのとおりです。
風水師は、住環境だけでなく、依頼者の人生に影響を与えるアドバイスを行います。
風水師を頼る際は、どうか行き当たりばったりで簡単に選ばずに、信頼してお付き合いできる人を選んでくださいね。

そうね。「この人は信頼できる」っていう人に出逢えれば、安心して相談できるわね。


なるほど、風水師って言っても、家の事だけじゃないんだね。
信頼できる人に出逢えれば一生のお付き合いになるんだ、それは心強い!
今回の記事は、筆者の経験談を基に「信頼できる風水師の選び方」をまとめてみました。
筆者は、現在はプロの風水師として活動していますが、自身が風水師になる前の時、いざ風水師の先生を探そうと思った際に誰を、どうやって選べば良いのか混乱してしまった経験があります。

活躍している有名人の多くも信頼できる風水師を抱えています。
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