日本における風水に関連する書籍は八宅派がオーソドックスです。
そこで、「本命卦」(ほんめいけ・ほんめいか)というものを見聞きした人も多いのではないでしょうか?
ここでは「本命卦」にまつわる研究結果を中心に「本命卦とはなんぞや?」ということを紹介してゆきましょう。
Contents
本命卦(ほんめいけ)とは?
人は、それぞれに吉の方位と凶の方位のパターンを持ちます。
このパターンは8つに分類され、本命卦と呼びます。
本命卦は産まれた年により決定されるものなので、生涯変更はありません。
本命卦は生まれつきのもので、一生変わらない
本命卦は、かんたんに言えば血液型と同じようなもので、生まれつき決定される種別です。
血液型が変わることは無いように、一生変わることはありません。
人は自分の生年月日、場所を決めて生まれてくる
中国の古い考えでは、人は自分の生年月日、場所を決めて生まれてくるというものがあります。
自ら選んで決めた場所、時間には特有の「地球の磁場」が形成されています。
生まれた時の「磁場」で磁氣への反応パターンが別れる
人が地上に生まれ落ちる時、その時間には特有の「地球の磁場」があります。
その時の「地球の磁場」が影響し、体内に磁性を持ちます。
磁性は8タイプの反応パターンがあり、
これが本命卦を決定づける法則となっています。
本命卦は、地球に流れる磁氣が関係する
京都大学の研究
https://www.asahi.com/shimbun/nie/tamate/20151104/より画像転載
地球は磁場を持っていますが、固定されたものではなく、熱や自転の影響で対流しています。
その磁場は、過去の経年の中でどのように変化してきたか、
それはこちらの京都大学のHPで調べることができます。
台湾、風水大学の教授による研究
台湾には風水を研究する大学があります。
教授が約1万人のデータを集めた結果、人には8パターンの磁性感応がある事を発表しています。
動物の持つ、回遊性にも本命卦に似た性質
人間だけではなく、他の動物にも磁性感応パターンがあるのではないかと議論されています。
例えば鮪。鮪は北海道から太平洋へと回遊のたびに出て、また同じ場所へ戻ってきます。
鮪はなぜ長距離の旅へ出るのに同じ場所へ戻ってこられるのか。
それは磁石のような器官を持ち、地磁気をに反応して方位を判断できると言われています。
本命卦は本当かウソか?
日本では、多くの風水師が本命卦を使用した看法を取り入れています。
一方、風水師の中には「本命卦は、完全なる偽伝である」という意見もあります。
なお筆者の場合は、実体験と研究により、本命卦はある派に属しています。
人の持つ磁性は、方位や磁場に大きく関わる
方位や磁場によって人間に与える影響に違いが出ることを紹介しました。
この記事では、本命卦のみに絞ったお話でしたが、八宅派風水については下記の記事をご参照くださいね。