「天戦地冲(てんせんちちゅう)」を知っていますか?
これは占い用語で、人生の盛衰や特徴を読み解く四柱推命(しちゅうすいめい)で使われる言葉です。
天と地がぶつかり、最悪の状況を示す時期となります。
そんな天戦地冲(てんせんちちゅう)では、実際にどういったことが起こるのかを事例を交えて紹介してゆきましょう。
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天戦地冲(てんせんちちゅう)には何が起こるの?
「天戦地冲」
字面から見ても、いかにも嫌な雰囲気が漂います。
日の吉凶を見る上で「最悪の尅」と言われる天戦地冲ですが、本当に悪いことばかりかといえばそうでもありません。
使いようによっては、「凶を吉に転じる力もある」という見方ができます。
天戦地冲によく起こりがちな3つの事を紹介します。
リセットや再スタートが起こる
天戦地冲は、今までコツコツと積み上げてきたものが一旦壊されリセットされることがあります。
積み上げてきたことを壊す”リセット”って、やろうと思ってもなかなかできるものではありません。
人間の意志とは弱いもので、自ら大きく今までやってきたことを変えることは難しいものです。
よっぽど思いつめるほどの理由がない限り、人生は平行線をたどってゆきます。
しかし、この「天戦地冲」では、今までできなかったリセットが叶う日でもあります。
それも本人の意思によらず、思いがけずに”リセット”が起こります。
ここに”リセット”とは、ネガティブだけではないポジティブ的な要素も見出すことができます。
変化があるということで、人生のターニングポイントになることもやぶさかではありません。
四柱推命を良く知らなくても、「天戦地冲の時は、何かが起こるかもしれない」ということを知っておくだけで、心構えは全く違うものになります。
少し心構えができることで安心感と心に余裕を持てるのではないでしょうか。
叶わなかったことが叶う
天戦地冲には、逆転現象を起こすチカラがあるようです。
今までできなかったことができるようになったとか、今までできたことができなくなったということがよく起こることがよくあります。
筆者が体験した実話 ~実母がとつぜん家を買う~
筆者が体験した実話を紹介します。
筆者の両親は、仲があまり良くありません。
田舎に住んでいる母は、十数年間の長きにわたって「別の町で暮らしたい」という思いを抱いていました。
母は比較的おだやかな性格で、普段は思いつきで行動を起こすような人ではありません。
しかし、天戦地冲となる2018年を迎えた母は、いつもと違いました。
「別の町で暮らしたい」思いがついに我慢の限界を超えたのか(?)、母は父の合意を得る前に別の町に家を購入してしまったのです。
このように、天戦地冲には”突然行動を起こす”ということや、
”堪忍袋の緒が切れる”ということを起こすパワーがあるみたいです。
突然の母の行動に、家族皆がびっくり仰天したのは、言うまでもありません。
身近な人が亡くなる
天戦地冲となる年は、身近な人が亡くなるということも引き寄せます。
筆者が体験した実話を紹介します。これも実母の話。
2018年に天戦地冲を迎えた母は、親(享年97歳)を亡くすということも起こりました。
97歳だったので寿命を迎えた別れでしたが、身近な人を亡くすということも天戦地冲のときの特徴です。
母にとっての2018年とは、実母を亡くすという悲しいこと、そして家を購入するという嬉しいことの2つが一遍に起きた1年でした。
今回は簡単な記事でしたが、今後加筆するかもしれません。
画像:写真ACからの写真
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